こんなレッスンがあっても良い⁈

私の身内には特別支援学校教職者が多くいるのですが、その1人が私のレッスンの事をこんな風に話してくれました

「音楽療法士によるレッスンは探せばあると思うけれど、遊びの要素が沢山あったり、毎日の生活や他者との関わりにいかすレッスンは、この辺りじゃ無いかもしれないね」


私自身も自覚しているのですが、私の行う障がい者(児)レッスンは、音楽療法士の方が行う専門的な音楽レッスン…と言うよりは、どちらかと言うと「音楽レッスンを通して生きていく事へいかす」に近いと思います

その点では少し珍しいレッスンなのかもしれませんし、こんなレッスンがあっても良いかな?と思います(^^;;


生徒さんの障がいを理解した上で行うピアノ•エレクトーンレッスンと同じ位私が大切にしている事は、音楽を思いっきり楽しみながら「生きていく術を経験する事」なのです


私はいつも思います
「おはようございます•こんにちは•こんばんは•さようなら」「ありがとうございます•ごめんなさい」この言葉が伝えられたら十分だと


この言葉が他者との関係•物事の全ての始まりの様な気がします


そんな「ささやかだけれど大切なマナー」を、生徒さんに経験して頂いています
そして保護者の方とのコミュニケーションも大切にさせて頂いております

お母様方の心の解放です

お母様のお気持ちをお伺いさせて頂き、共感し、寄り添い、知る限りの情報をお伝えし、出来る範囲のアドバイスをさせて頂き、気持ちを解放して頂く

つまりレッスンの時間は、お母様の心を解放して頂ける場所になって頂けたら…と願っております


先月ご入会頂いたお子さまのお母様は、ご入会前の「事前ミーティング&ミニ体験レッスン」を受けて頂いた際に「みずま先生って、本当にピアノとエレクトーンの先生だけですか?」と仰られました

私は“もしかしたら、お母様は私の指導にご満足頂けなかったのかな…”と少し不安になり、恐る恐る「はい、そうですが…」とお答えしました(^^;;

すると「療育的な接し方をされるから、もしかしたら(療育施設等での指導)ご経験があるのかと思って、いや~ビックリしました!」と仰られました


私は施設等での指導も未経験ですし、音楽療法士の資格を持っておりません‼︎(^^;;


ですが、自分の育ってきた環境と身内の影響、アドバイス、独学、そして障がいをお持ちの生徒さんと保護者の方に育てて頂きました


これが私が行う障がい者(児)レッスンの全てです‼︎

この全てが次に出会う生徒さんへ生かされていく形になっていると思います


ヒロ君のお母様が、「先生は『みんなを受け入れる先生で、みんなが受けられるレッスン場所がココにある』って事を周知すれば良いのよ」と仰って下さりました

本当に有難いと思います
私の志をご理解して下さる方がいて、本当に本当に励みになります