pf個人移行迄の道のり③

現在ぽこコースを受講中の生徒さん

12月末で年間レッスン回数の折り返し地点となります!

ぽこ•あ•ぽこコースは、生徒さんの発達状況やその時々の反応を確認しながら、年間のレッスン回数を若干延長出来る様に設定しています

こちらの生徒さんは延長無しでコースを修了出来そうな予感♡ですが、今はぽこレッスンのカリキュラムの中に、修了後の“ピアノ個人レッスンコース”を視野に入れたレッスン内容にしています

つまりピアノ個人移行期間なのです

生徒さんの持つ力からすると、ピアノ個人レッスンを受講する事は大丈夫なのですが、「はい!明日からピアノ個人レッスン‼︎」と区切られて、今までのスタイルと変わったレッスンへ突入する事は、その子にとってとんでもない不安を煽ってしまいます

安心して移行出来る様に、折り返し地点から少しずつその点を意識した内容にしているのです

黒鍵2つと3つの存在を知ってもらう為に、紙鍵盤の中にある2つと3つ黒鍵を見つけ、そのカードを重ねます

生徒さんは数字に対する並々ならぬ拘りがあります

その子の素敵な特性を生かす事で、ピアノレッスンへと近づけていけると考え、カリキュラムを組み立てています

カードの反応、すこぶる良し‼︎(≧∇≦)

紙鍵盤を実際の鍵盤の上に変えても、カードを置く事が出来ました

つまり黒鍵と黒鍵の数を理解出来た、と言う事です

次のステップは「手をグーにして、2つの黒鍵上で2回♩♩打鍵する事」

曲は①、②に登場して頂いた生徒に使用していたテキストの中から「くらくしょん」

「ブッブー」と車のクラクションを鳴らす事と、打鍵リズムを関連付けた曲です


ここではピアノでいきなり演奏するのでは無く、もう一度基本の紙鍵盤へ戻ります


実際、紙鍵盤の上での打鍵を見せてあげましたが、初めての事•生徒さん自身が行うイメージが湧かなかった?事で、生徒さんの反応は今一つf^_^;

後日、あの項目に対する生徒さんの感想をお母様へお尋ねした所、生徒さんは「イヤだった」と言われたそうです

了解!

焦らず時間をかけていきましょう‼︎p(^_^)q

でも、ここで、お母様の素晴らしいサポートが‼︎

「○○が今度“ブッブー”出来そうだったらやってみたらイイよ。」

このさり気ない言葉のチョイスとサポート…お母様、天晴れ‼︎

この言葉の裏には「無理にしなくても大丈夫だよ」と言うニュアンスがありながら、実際は「無理しなくても」と言う否定の言葉が無く、「出来そうだったら」「やってみたら」と言う“前向きな成功の言葉”が柔らかく含まれています

本当に何気ない言葉だと思われる方が多いでしょうが、ここがお母様がお持ちの“言葉遣いのセンス”だと思います

そしてお母様は次のレッスンの前にご自宅で、「ブッブーを頑張る(弾いてみる)」に近い目標文を紙に書いて、生徒さんへ見せてあげたそうです

そして「頑張ったら○△へ行こう」と

その日のレッスン…生徒さん、とても頑張りました‼︎p(^_^)q
ご褒美パワーも勿論効いたでしょうが(笑)、お母様が紙に目標を書かれてお子さまに見せてあげた事が、本当に素晴らしいサポートとなりました

お母様だけが分かるお子さまへのサポート

私には出来ないサポートです♡


つい先日のレッスンでは、初めてこの曲の伴奏に合わせて、紙鍵盤の上で「ブッブー」が打鍵出来ました‼︎
それも、これまでかなりのソフトタッチの打鍵でしたが、「あと少しだけ、元気にブッブーしてみようか?」と“元気の度合い”を形で見せてあげると…出来た~‼︎
ヤッターーー\(^o^)/



さぁ、さぁ!ここからが本番‼︎

紙鍵盤から本物の鍵盤へ移る事、ピアノの椅子に座って演奏する事


焦らず、とにかく焦らず!私がね(笑)

生徒さんの成長のご様子は、引き続き綴らせて頂きたいと思います

頑張れ、生徒ちゃん!

あなたがピアノの椅子に座って、笑顔でピアノを弾く姿を先生ははっきりとイメージしています

あなたがどんな音を奏でてくれるか…想像しただけで先生泣きそうだよ