pf個人移行迄の道のり⑤

前回のピアノレッスン移行までの道のりの続きです



この日は…

「先生は◯◯君が1人でブッブーって弾けたら良いな~って思っているの。
◯◯君、絶対出来るから頑張ってみない?」

生徒さんは“今日は先生が手を離す”と言う事を察していました

笑顔の裏にはやはり不安が見え隠れ

「じゃあいつもの黒い鍵盤に手を置こうね~!」と、黒鍵の場所までは生徒さんの手をサポートをしてあげましたが、私が説明をしている間中、私は生徒さんから自分の手を引っ込め、生徒さんは私の手を引っ張って、生徒さん自身の手の上に置くと言うやり取り、いや押し問答を繰り広げました(笑)

つまり今まで同様、生徒さんは私に手を包んで打鍵して欲しかったのです

お互い笑みを浮かべつつ、鍵盤上で綱引きならぬ、腕引き状態ですf^_^;

若干不思議な光景です(笑)

そこで…
「1人でブッブーを頑張るって、目標立てたモンね。今日は頑張るんよね!」とお母様の応援サポートが入りました

お母様は今回も目標を紙に書いて、生徒さんと頑張る事を決めていたそうです

お母様…ホントに頭が下がりますT^T

すると生徒さんは興奮気味に「出来るんだ!ブッブーってやるよ‼︎」と、まるで自分を応援する様に言ってくれました


結果…

少し弱めの打鍵でしたが、私の手を1度借りただけで、最後は1人でブッブーと打鍵する事が出来ましたT^T

私は思いっきり褒めてあげました
\(^o^)/

お母様も生徒さんを「凄い‼︎」と褒めてあげました

生徒さんは「出来るんだ!出来るんだ‼︎」
とまだまだ鼻息荒く、大興奮の様子f^_^;


更にその次のレッスンでは、一気に色んな事が出来ました‼︎

音量も上がり、また曲間で1オクターヴ上の黒鍵移動演奏も大成功‼︎\(^o^)/

1番驚いた事は私の手を1度も引かず、生徒さん自身が黒鍵へ手を置いた事でした

この子…凄い!
勇気を持って、本当に本当によく頑張ってくれた‼︎(;_;)

自身で手を置く事も、オクターヴ上での演奏も、全く動揺せずにチャレンジ出来た事は、本当に驚きと喜びの瞬間でした

そしてこの生徒さんの成功体験が、他の項目にも良い影響を与えています

お歌の際に見受けられる場面緘黙も、少しずつですが改善されていますし、突発的な事への抵抗感が明らかに減っています

自信がついた時って、芋づる式にドンドンと伸びていくのですね


あとは…ラストミッション!


「ピアノの椅子に座って演奏する」

更に「たった1人でピアノ演奏をする」


生徒さんとのレッスンを重ねていく中で感じ取った事は、こちらの生徒さんはゆったりとしたキレイな曲が好きだ、と言う事

いつか、必ず弾こう!


頑張れ!あともう少しだ!p(^_^)q